上の子の七五三で、地元の写真館を利用した。撮ってもらった写真がすごく良くて、リビングに飾った。
2ヶ月後、下の子の1歳の誕生日撮影でまた同じ写真館にお願いした。2回目の撮影が終わったとき、もう完全にファンになっていた。
「ここなら自分の経験が活かせる」と思った
撮影は最高だった。でも、ウェブサイトはいまいちだなと感じていた。
僕は臨床工学技士だ。写真は撮れない。でも、副業でマーケティングを学んでいたし、自分のブログを立ち上げた経験もあった。誰かのサイトを作ったことはない。それでも「ここなら自分の今までの経験が活かせるかもしれない」と思った。
それに、サイト制作のスキルを実践で磨いていけば、いずれ独立にもつながるかもしれない。この写真館の魅力がネット上で伝わりきっていないのはもったいないし、自分の成長にもなる。やらない理由がなかった。
2回目の撮影から2〜3ヶ月後、動画でElementorの使い方を学びながら、デモサイトを作り始めた。
恥ずかしいメールを送った
デモサイトがある程度形になったところで、メールを送った。
「ホームページのリニューアルをさせてください。」
実績ゼロの医療職が、写真館にHP制作を提案する。冷静に考えたらかなり無謀だ。でも、この人の魅力がネット上で伝わりきっていないのがもったいなくて、どうしても放っておけなかった。
デモサイトを持って会いに行った
返事がもらえて、直接会うことになった。
事前にデモサイトを作っておいた。「こんな感じのものが作れます」と見せるために。初心者なりに、恥ずかしくないものを用意したつもりだった。
実際に見せたら、気に入ってくれた。そのあとで「料金はどのくらいですか?」と聞かれた。
「無料でいいです。」
驚かれた。当然だと思う。でも正直に事情を話した。
自分としても実践しながら学ばせてもらいたいと思っていること。本業の隙間時間でしか作業できないから、公開まで半年くらいかかってしまうかもしれないこと。それでもよければやらせてほしいと。
サイト制作の経験なんて、自分のブログを立ち上げたことがあるくらいだった。だから無料でも全然よかった。経験を積ませてもらえるだけで十分だと思っていた。
受け入れてもらえた。誠実さと、このお店を応援したいという気持ちが伝わったんだと思う。
無料から始まった仕事が、今も続いている
その写真館のホームページは今も僕が保守している。途中から月額で保守契約をいただけるようになった。
無料で始めたことが、ちゃんと仕事になった。
しかも、この経験を通じて「自分は何が得意で、何が好きなのか」が見えてきた。コードを書くことじゃない。相手の魅力を整理して、伝わる形にすること。観察して、構造化して、相手が動ける形に翻訳すること。
2年間自己分析に沈んでも見えなかった自分の強みが、人のために動いたら見えた。
無料で受けることについて
無料で仕事を受けることには賛否あると思う。
僕の場合は、サイト制作の経験がほぼなかった。自分のブログを立ち上げたことがあるくらいで、誰かのサイトを作るのは初めて。だから「実践しながら学ばせてもらう」という気持ちが大きかった。
お金をもらえるレベルじゃないと自覚していたし、相手のお店を応援したいという気持ちもあった。自分の中で納得して「無料でいい」と思えていたから、後悔はない。
ちなみに「半年くらいかかるかも」と言ったけど、実際には公開まで1年かかった。それでも待ってくれた。ありがたかった。
学んだこと
振り返ると、この経験で学んだことは3つある。
1. 誠実さと「応援したい」という気持ちは伝わる
スキルが足りなくても、相手のお店を本気で応援したいという気持ちがあれば、チャンスはもらえる。
2. 実績ゼロでも「姿勢」で仕事は始められる
ポートフォリオもない。実績もない。でもデモサイトを作って見せるという行動と、正直に事情を話す姿勢があれば、信頼してもらえることがある。
3. 自分の強みは、人のために動いたときに見える
自己分析を何年やっても見えなかったものが、誰かの課題に向き合った瞬間に見えた。「好きなこと」は内省では見つからない。行動の中にしかない。
もし今、副業を始めたいけど実績がなくて動けないという人がいたら。
身近に「この人の力になりたい」と思える人はいないだろうか。その気持ちがあるなら、スキルは後からついてくる。
恥ずかしいメールを1通送るだけで、人生が動き出すこともある。
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